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帯状疱疹後神経痛に対するパルス高周波法

[2023.05.15]

帯状疱疹関連する痛みでご受診される方が増えています。新型コロナウイルス感染症や、同感染症に対するワクチン接種との関連が示唆されています。また、水痘ワクチンが定期接種となったために「水ぼうそう」になる子供が激減し、成人の免疫が再活性化される機会が減り、水痘ウイルスに対する免疫が知らないうちに低下していることが原因ではないかとも言われています。

帯状疱疹に関連する痛みは、特に高齢者では慢性的な神経痛に移行しやすいと言われています。神経痛に有効とされる内服薬の調整に加え、特に痛みの強い例では、なるべく早い段階で神経ブロックによる治療を積極的に行うことが重要です。発症から時間が経つにつれて神経ブロックの治療効果は減じてしまうと考えられていますが、慢性化したケースでも痛みが非常に強いケースではパルス高周波法での治療は試してみる価値があると思います。当院でも、帯状疱疹後神経痛を主訴にご受診される患者さんが多くいらっしゃり、神経ブロックやパルス高周波法による治療をご提案しています。

また、帯状疱疹の発症予防も重要で、帯状疱疹に対する不活化ワクチン接種が有効です。当院でも接種可能ですのでご希望の方はお問い合わせください。常備してはおりませんが、数日以内に取り寄せが可能な体制を整えております。

 

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