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よくある質問

神経ブロック治療に合併症や副作用はありますか?

神経ブロックは針を使う治療ですので、出血や感染、神経損傷などのリスクが非常に稀ですがあり得ます。X線透視装置や超音波装置を組み合わせることで、これらのリスクを可能な限り減じることができます。また、当院では、特に体の深い部分のブロックを行う前に、血液の止血機能に異常がないか血液検査で詳しく調べてから神経ブロックを行なっています。院内で検査できる体制を整えておりますので、必要な方には即日神経ブロックを受けていただけます。また、例えば、心筋梗塞や脳梗塞などの既往がある方で、血小板機能を抑制したり、血液の凝固を抑制する薬剤を内服していらっしゃる方は、内服を一旦休薬していただかないと体の深い部分の神経ブロックは受けていただくことができません。かかりつけ医と休薬が可能かどうか相談していただくようお願いしています。

神経ブロックでどのくらい痛みがよくなりますか?

神経ブロックの効果が期待しやすい病態とそうでない病態とがあります。当院では、痛みの原因を詳しく調べて的確な診断を行うことを重要視しています。また、経過にもよりますが、特に慢性化した痛みが一回の神経ブロックで痛みがすっかり良くなるということは少ないです。繰り返し神経ブロックを行うことで、治療効果が蓄積して、徐々に痛みが和らいでいくという経過をとることが多いです。漫然とした神経ブロックを繰り返すことがないように、適宜治療効果の判定を行ないながら治療を進めてまいります。神経ブロックによる効果が一定以上得られた患者さんで、希望される方にはパルス高周波法による治療をお勧めしています。パルス高周波法は保険診療上1ヶ月に1回まで診療が認められていますので、痛みの程度に応じて1-2ヶ月に1回程度の通院加療を継続することができます。

治療費はいくらくらいかかりますか?

当院では保険診療の範囲内での治療を基本としています。神経ブロックの種類にもよりますが、もっとも費用のかかる神経根ブロックを例に挙げますと、初診時には血液検査を含めて、3割負担の方で6-7000円程度、1割負担の方は2-3000円程度になります。再診時は、血液検査などの費用がかかりません。パルス高周波法は月に1回のみ保険請求が認められた治療法です。3割負担の方で10,000円程度、1割負担の方であれば3,000円程度の窓口負担になります。

末梢神経障害に由来する痛みや、椎間板変性に対するパルス高周波法のような先進的な治療法は保険収載されておりません。神経根ブロックなどの保険点数に準じた価格を自己負担いただくことで治療を受けていただくことができます。詳しくは「自費診療のご案内」をご覧ください。

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