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院内設備のご案内

X線透視装置

島津メディカルシステムズのCアーム透視装置を導入しています。現在は被曝の少ない超音波を使用した神経ブロックの有用性も注目されていますが、脊椎周辺の比較的体表から深い神経根ブロックや交感神経節ブロックを安全に高い精度で行うには必須の装置です。造影剤を使用することで、薬液が確実に責任病変に広がっていることを視認できます。硬膜外ブロックを行う際も、より安全で確実なブロックを行う上で有用な装置です。

超音波装置

コニカミノルタの超音波装置を導入しています。特に頸部などの体表面から浅い部位の神経ブロックに有用です。X線透視装置では神経や血管を直接視認することができませんが、超音波装置を併用すれば、合併症発症のリスクとなる血管穿刺や神経損傷のリスクをより下げることができます。肩や膝関節の異常の診断や、神経ブロックにも非常に有用です。極細の針を描出し、責任病変にピンポイントでアプローチすることができます。

リージョンジェネレーター(令和5年発売:最新式TLG-20)
(パルス高周波法・神経熱凝固装置)

トップ社の最新式リージョンジェネレーターを導入しています。専用のブロック針を使用し、先端から強い磁場を発生させることができます。通常の神経ブロック針と比べて針の太さは変わりませんが、3-15分程度、疾患の程度や内容に応じて磁場を当てるための時間がかかります。パルス高周波法は、より効果的な電圧・パルス幅(電流を流す時間)・周波数(電流を流す頻度)についての情報が常にアップデートされています。当院では、最新の知見に基づいた最適な条件での治療をご提供できるように、これらの条件を自由に設定でき、かつ、今後機器のプログラムをアップデートできる仕様であるTLG-20を導入します。

血球計測装置・血液凝固分析装置

堀場製作所の血球計測装置と、 A&T社の血液凝固分析装置を導入しています。硬膜外ブロックや神経根ブロック、交感神経節ブロックを安全に行うためには、血液の止血能・凝固能が正常範囲内であることを確認することが非常に重要です。外部の検査機関に依頼すると、翌日〜翌々日にしか検査結果が分からないため、治療が先延ばしになります。当院では、即日検査結果を得て、同日中に神経ブロックを提供することができます。

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