神経ブロック以外の治療法
内服薬による加療
痛みの原因や症状、経過に合わせて、鎮痛薬(ロキソプロフェンやアセトアミノフェン)、鎮痛補助薬(プレガバリンやミロガバリン、デュロキセチン)などを処方します。三環系抗うつ薬のように痛みの治療とは一見異なる薬剤が、中枢神経系のノルアドレナリンやセロトニン濃度を維持することで、末梢からの痛みの伝達を抑制し、痛みの緩和に有効なことがあります。痛み治療では、それぞれの患者さんに合った薬剤を探すことも重要です。ここの患者さんに合った治療薬を探すお手伝いをいたします。症状や全身状態に合わせて漢方薬による治療をご提案することもあります。
手術加療がより有効・必要と判断される場合
例えば、痛みだけでなく筋力まで落ち始めている場合や、排便・排尿の調整が障害を受けはじめている場合(=膀胱直腸障害)、痛みがどんどんひどくなり神経ブロックなどの効果が不十分で日常生活の支障が著しい場合などは、時期を逃すことなく手術加療を検討することも重要です。手術加療が有効・必要と判断される方には、麻酔科医として関西一円で勤務した経験から、私自身が安心して紹介できる整形外科医・病院をご紹介いたします。